【総合型選抜通信】GMARCHの狙い目はここだ!

どうも、

「日本一、総合型選抜の募集要項に目を通している男」

なかてつです。

目次

総合型選抜で新たに『女子枠』を設けた大学をご紹介

前回は「今年度から女子枠を追加した大学一覧」についてまとめました。
今回は、「今年度のGMARCHの狙い目予想」をご紹介したいと思います。

「GMARCH(ジーマーチ)」とは、各大学の頭の取った通称のことで、学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の6大学のことを指しています。以前はMARCH(マーチ)と呼ばれていましたが、ここ最近で学習院大学もここのくくりに名を連ね、GMARCHと呼ばれるようになりました。

毎年かなり人気が高いこの6大学ですが、全ての大学が総合型選抜を取り入れています。
そして中には、昨年度の倍率が20倍を超える学科もあれば、逆に定員割れをしている学科も存在します。

今回は総合型選抜のデータを元に、『狙い目』と言っていい学部学科についてご紹介したいと思います。

25年度総合型選抜入試における「GMARCH」の狙い目はココだ!

それでは25年度入試(25年4月入学)における、GMARCHの中の狙い目についてお伝えします。

明治大学
明治大学は、24年8月26日時点でまだ昨年2024年度の入試結果が公表されていません。なので23年度の入試結果データを元にした推察になります。

▼狙い目
理工学部 電気電子生命学科 生命理工学専攻
└こちらは募集枠は2名に対して19人の志願者、つまり倍率9.5倍と、かなり競争がきつめに見えるのですが、実際に合格を勝ち取ったのはそのうち12名。つまり合格率は63%となります。これは23年度の明治大学の総合型選抜の中で2番目に高い合格率となります。(最も高いのは文学部史学地理学科の考古学専攻で、ここは3名志願の合格3名で合格率は100%)
評定平均値や語学資格等が出願要件として求められることが多い明治大学のなかで、ここは出願要件も特に必要ありません。

青山学院大学
青山学院大学は、正直言って「ここが狙い目」と呼べるところが存在しません。年度による変化もあまり大きくなく、毎年安定して難易度が高いといった感じです。強いてあげるとすると以下でしょうか。

▼狙い目
地球社会共生学部 地球社会共生学科
└昨年度は31名の募集枠に対して、126名が志願しています。合格者は53名で合格率は42%。その他の学部学科と比較すると合格率は高い方なのですが、それでも2人に1人以上は落ちるということになります。出願要件でも一定レベル以上の英語の資格が必要だったり、評定平均が3.8以上必要だったり、あとは何かしらそれ以外に自己アピールできる実績が必要だったりします。つまり最初からある程度対象が絞られた状態からの合格率43%なので、これは数字以上の難易度と思った方が良いのではないでしょうか。

立教大学
立教大学は全体的に総合型選抜の競争が激しく合格率が低い傾向にあります。倍率10倍以上・合格率一桁台もゴロゴロあり、弊社の総合型選抜データベース上も難易度Sランクとなっている学部学科が多く存在します。そんななか、唯一合格率が50%を超えている学科が以下です。

▼狙い目
文学部 文学科 英米文学専修
└こちらは昨年度10名の枠に対して志願者30名(倍率3.0倍)で合格者は18名、合格率は60%となっています。
こちらも出願要件に評定4.0以上や英語の資格が必要など、そもそも入り口の段階で門戸が狭められています。
立教大学は基本的に他大学との併願が可能ですので、出願要件をクリアしている方はそういう意味で狙ってみるのもありかもしれません。

中央大学
続きまして中央大学です。中央大学は学部学科ごとの差がやや激しめで、倍率や合格率が厳しいところと穏やかなところと二分化している傾向があります。いくつかご紹介したいと思います。

▼狙い目
理工学部 物理学科
理工学部 都市環境学科
理工学部 電気電子情報通信工学科
文学部 人文社会学科 国文学専攻(外国語型)
└理工学部の上記3学科はいずれも定員割れしています。さらに合格率も7割弱以上と高めです。出願要件にそれぞれ評定値が必要なものの、狙い目と言ってよいでしょう。文学部人文社会学科のほうは、倍率こそ5倍となってますが、24年度合格率は87%とかなり高い数値が出ています。23年度から24年度の入試にかけて志願者が3倍に増加したこともあり(合格率も3倍)、倍率だけを見ると急に競争が激しくなったようにも見えますが合格率でいくと特に変化はないので、こちらも狙い目となるのではないかと思います。

法政大学
法政大学はデータ上では学部学科の難易度の偏りがそこまでないように見えます。「バランスよく難しい」といった感じでしょうか。

▼狙い目
経済学部 国際経済学科 英語外部試験利用型
└24年度は募集枠6名に志願者9名(倍率1.5倍)と比較的穏やかな数字になっています。合格者は5名で合格率は56%となっています。23年度から24年度にかけて志願者が半減している(18名→9名)なので、25年度はもしかすると揺り戻しがきて倍率がきつくなるかもしれないので注意が必要です。

学習院大学
学習院大学の募集は、国際社会科学部 国際社会科学科のみですので、ここが狙い目かどうかという判断になりますが、残念ながら狙い目とは言い難いです。20名の枠に対して志願者が109名、合格者40名の合格率は37%。筆記試験や口頭試問が課されますが、試験内容に小論文がないので、小論文以外で勝負したいという方にとっては狙い目になるかもしれません。一般選抜との対策両立がしやすい側面はあるのではないでしょうか。

まとめ

今回は「GMARCHの狙い目」についてご紹介しました。

あまり傾向や偏りがあるようには見えませんが、理工学部などは学科が細かく分かれるため、GMARCHに限らずデータをよく見てみることで穴場の学科が見つかったりすることは十分にあり得るでしょう。

ということで今回は以上です。

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