どうも、
「日本一、総合型選抜の募集要項に目を通している男」
なかてつです。
全国にはユニークな学部学科が存在する
医学部、法学部、工学部、経済学部、などなど多くの大学にあまた存在するメジャーな学部がある一方で、全国の大学には、通常とは一味違う「ユニークな学部」が存在することをご存じでしょうか。
前回は「選抜方法で小論文が不要な大学」についてまとめましたが、
今回はいつもとは少し趣向を変えて「福井県立大学に新設されたおもしろい学部」についてご紹介したいと思います。
全国の大学の募集要項に目を通し総合型選抜のデータベースを作成してきた過程で、全国の大学の学部学科に触れてきた私ですが、今回ご紹介するのはそんな中でも「これはかなり思い切った学部を作ったな」と感じたものになります。
福井県立大学に恐竜学部が新設!
福井県の公立大学「福井県立大学」に、今年新たに恐竜学部が誕生しました。
今年の8/30に文部科学大臣より認可を受けて正式に発足し、初年度より総合型選抜での募集も開始されます。
「恐竜学部ってそもそもどんな学部なの?」というところを軽くご紹介しますと、
福井県の豊かな自然環境を活かし、県を代表する恐竜や、地質・古気候学などについて学びつつ、学術拠点として恐竜学や地質学に関する人材育成・研究を進める、国内唯一オンリーワンの学部となります。岡山理科大学にも生物地球学部に恐竜学科がありますが、学部としての発足は福井県立大学が国内初です。
そういえばですが、福井県勝山市の長尾山総合公園内にある「恐竜博物館」が昨年7月にリニューアルオープンされ話題になっていましたね。福井県の今後の発展も期待して、機を逃さずに学部を設立したという感じでしょうか。いずれにせよ地域の資源・土地柄を活かした学部となり、面白い学びに繋がりそうですね。
総合型選抜の内容は?
さて、今年度よりさっそく新規募集が始まるわけですが、その中身についてまとめてみたいと思います。
▼基本情報
・募集枠:6名(うち2名は地域枠)
・出願期間:令和6年10月1日(火)~10月8日(火)
・出願要件:特になし
・出願区分:専願
・選抜方法
一次:書類審査(募集枠の5倍を超えた場合に実施)
二次:プレゼン、面接
・共通テスト:なし
▼アドミッションポリシー(求める学生像)
① 自然科学に興味を持ち、これに関する研究分野におけるフィールド活動に関心・意
欲がある。
② 多様な自然界の現象に対して科学的探究心を持ち、課題解決に向けて自分の意見を
表現できる。
③ 自然科学を学ぶ上での理科・数学および国際化・情報化社会に対応するための外国
語・情報科学の基礎を身につけている。
④ 積極的かつ自主的な学習姿勢を持ち、他者との協働作業などを意欲的に取り組むこ
とができる。
ここまで尖った学部でありながら、
アドミッションポリシーに「恐竜」という単語が一切出てこないのが面白いですね。
公立大学ですが、共通テストが不要なので、「国公立大学に行くには共通テスト対策が必須」と諦めている方で、
恐竜や地域資源活用などに興味がある生徒は、検討してみるのもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は福井県立大学の恐竜学部についてご紹介しました。
余談ですが、私は昨年初めて人生で福井県を訪れまして、あわら市でフィールドワークを観察してきました。
あわら市は「8年連続幸福度No1」に輝いている地域で、その所以を探りに行ったわけですが、そのときの様子や感じたことをnoteにまとめてますので、よければ見てみてください(なかてつのnote:『幸福について考えないことが一番幸福なのかもしれない』)
最後に、「こんな観点で情報欲しい!」という何かがあればぜひ問い合わせフォームからでも、各種SNSやDMでも結構ですのでぜひ遠慮なくお問合せください。
今後も総合型選抜に関する情報を中心に、受験生や先生方に有益な情報を発信していきます。
他にも総合型選抜に関する豊富な情報を抱えているので、各種ご要望やお仕事のご相談があれば、お気軽にこちらよりお問い合わせください。
一人ひとりの”個性”にマッチした大学を個別にピックアップするサービスも展開中なので、
「どうやって志望校を選べばいいかわからない」「総合型選抜を有利に進めたい」「総合型選抜の穴場を知りたい」とお悩みの方はぜひご検討ください!