どうも、
「日本一、総合型選抜の募集要項に目を通している男」
なかてつです。
桜美林大学の探究入試を見てみる
総合型選抜は毎年のように実施する大学や対象の学部が増えています。
そうしたなか、大学独自のユニークな入試方式を取り入れているところをちょこちょこお見かけします。
今回はそのなかでも、日々の探究学習の成果で勝負することができる「探究入試」を取り入れている桜美林大学にフォーカスしてご紹介したいと思います。
桜美林大学について
まず桜美林大学について簡単にご紹介です。
桜美林大学は東京都町田市に本部を構える私立大学で、1946年に設立されました。
「国際人の育成」を理念に掲げ、多様な文化や価値観に触れる国際的な教育環境が特徴で、学部は芸術、ビジネス、教育、健康福祉、グローバルコミュニケーションなど幅広く整っています。また、国際交流プログラムも充実しており、留学や多国籍な学生との交流機会も多い大学となっています。
町田、淵野辺、千駄ヶ谷、多摩、新宿(新大久保)と複数のキャンパスを保有しており、学生数は10,000以上(2024年度5月時点)となっている比較的大きな大学です。
総合型選抜は「総合評価方式」「基礎学力方式」「探究入試(Spiral)」と3つの方式を採用しています。「総合評価方」がいわゆる一般的な総合型選抜のイメージに近いもので、「基礎学力方式」が知識・技能を中心に評価する学力重視方式です。
そして3つ目の探究入試(Spiral)が、今回ご紹介するユニークな入試方式となります。
「探究入試(Spiral)」の中身とは?
では早速Spiral入試の中身について見ていきます。
Spiral入試は2022年度よりスタートした入試方式で、高校の「総合的な学習の時間」における学びや経験を重視し、2段階審査で評価されます。
受験生が探究活動における取り組みについてのプレゼンテーションを行う「プレゼンテーション型」に加えて、学内外のコンテスト等において優秀な成績を収めた受験生の取り組みを評価するための「ディスカバ!育成型」および「コンテスト活用型」と複数の型が設けられています。
<プレゼン型>
▼対象
探究学習・活動の成果をプレゼンによってアピールすることで挑戦したい人
▼一次審査
書類審査
└・入学志願者調査書
・高等学校の調査書等
・探究学習報告書(※ここが最も重要)
▼二次審査
プレゼン・面接
<ディスカバ!育成型>
▼対象
「ディスカバ!」の対象プログラムに参加し、所定の成績を収めた人
▼一次審査
書類審査(提出は必要だが、審査は免除)
▼二次審査
面接
<コンテスト活用型>
▼対象
大学が定めるコンテスト等において所定の成果を収めた人
▼一次審査
書類審査(提出は必要だが、審査は免除)
▼二次審査
面接
選抜は全2回に分かれており、スケジュールは以下の通りです。(※2025年度入試)
▼出願期間
第一回:9/1~10
第二回:10/21~11/5
▼一次合格発表
第一回:10/11
第二回:11/29
▼二次審査
第一回:10/19,20
第二回:12/7
▼二次合格発表
第一回:11/1
第二回:12/13
また他大学との併願が認められており、面接はオンライン対応が可能となっている点は受験生にとっては有難い点ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は桜美林大学の探究入試(Spiral)についてご紹介しました。
昨今、さまざまな高校で探究学習に力が入れられており、先んじて前衛的な取り組みをされている学校さんでは、生徒が探究学習を通して、大人でもびっくりするような成果をあげていたりします。こうした取り組みを評価してもらえて、大学受験に活かせるというのは生徒にとっても嬉しいことなのではないでしょうか。
個人的には、こうした探究学習の成果で選抜するような入試方式は今後多くの大学に採用されていくだろうなという感覚があります。
我々としては、そうした大学と高校の橋渡しができるような取り組みに、今後もっと力をいれていきたいなと思っている次第です。
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