【総合型選抜通信】女子枠を追加した大学一覧

どうも、

「日本一総合型選抜の募集要項に目を通している男」

なかてつです。

目次

総合型選抜で新たに『女子枠』を設けた大学をご紹介

前回は「今年度から新規募集を開始した大学一覧」についてまとめました。
今回は、「新たに総合型選抜で『女子枠』を設けた大学」をご紹介したいと思います。

「女子枠」というのは、名前のまんまですが、女子生徒のために設けられた募集枠のことですね。例えば学部学科の募集枠が10人と定められていたときに、「このうち3人は女子枠とします」のように女子生徒の合格が一定数確保されているわけです。なので男子生徒は実質残りの7枠で争うことになります。もちろん「女子枠以外の残り枠は全て男子生徒用」というわけではないので、女子生徒にとってはチャンス拡大、男子生徒にとっては警戒要素というわけです。

それでは2025年度入試より新たに女子枠が追加されるところをご紹介します。

今年から新たに総合型選抜を取り入れた大学一覧

それでは25年度入試(25年4月入学)から、大学全体として入試方式に総合型選抜を取り入れたところを一覧でまとめました。

東京理科大学
東京理科大学は総合型選抜自体が2025年度から新たに導入されることになりました。その中で初年度から女子枠が設けられているということになります。全体の募集枠はだいたい10名前後で、そこに加えて3名分の女子枠が設けられます。
▼対象:総合型選抜が実施される全学科対象
▼募集要項:https://www.tus.ac.jp/admissions/university/guideline/general/

東京科学大学(旧:東京工業大学)
2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が合併し、東京科学大学として新たに生まれ変わりました。
そうした背景もあってなのか、25年度入試より女子枠が追加されることになりました。

▼対象:工学院、情報理工学院
▼募集要項:https://admissions.titech.ac.jp/admissions/admission/admission/guideline

滋賀大学
滋賀大学も25年より女子枠が追加されることになりました。対象学部はデータサイエンス学部の総合型選抜Ⅰ(共通テストを課す方式)のみですが、ここは23年→24年度入試で募集枠の倍増を行っており(15名→30名)、学部学科の規模感も学部内の多様性といったところも強化しようとしていることが見て取れ、大学として今後力を入れていく(何かと優遇されるかも?)学部だと推察されます。

▼対象:データサイエンス学部 データサイエンス学科(総合型選抜Ⅰ)
▼募集要項:https://www.shiga-u.ac.jp/admission/examination_info/exam_edu/exam_edu_recommen_com/

長崎大学
続いては私の出身でもある長崎大学です。こちらも工学部で25年度より女子枠の追加が決まっています。
そもそもがあまり募集枠が多くないので、そういう意味ではかなり女子有利になるかもしれません。

▼対象:工学部 工学科(各コース)
▼募集要項:https://www.nagasaki-u.ac.jp/nyugaku/admission/selection/

福井大学
福井大学も25年度より工学部で女子枠が追加となります。しかもなんと10名分の女子枠です(一つの学科での募集枠としては全国最多)。昨年、福井大学の工学部の教授に直接お話を伺いましたが、就職先も引く手あまたで、永守重信氏が創業した日本を代表するモーターメーカーであるNIDEC(旧日本電産)に入社する人もそこそこいるみたいです。

▼対象:工学部 機械・システム工学科
▼募集要項:https://www.u-fukui.ac.jp/user_admission/examination/essential_point/#a1

室蘭工業大学
最後は北海道の室蘭工業大学です。理工学部で新たに女子枠が追加されます。総合型選抜ⅠとⅡがありますが、どちらも女子枠が追加されます。北海道で大学生活を過ごしたいリケジョは狙い目ですね。

▼対象:理工学部 創造工学科、システム工学科
▼募集要項:https://muroran-it.ac.jp/entrance/admission/exam/uee/

まとめ

今回は「今年度から新たに総合型選抜で女子枠が追加された大学」の一覧をご紹介しました。

こうみると工学系に完全に偏ってますね。やはり工学系は相当男子生徒の比率が多いんでしょうね。
工学系に興味がある女子生徒がいても「工学部に入るのは男子校に入学するようなもの」という抵抗感から、選択を諦めてしまうことも実際あるのでしょう。必ずしも結果の平等(学部の男女比率を半々にするなど)が正しいわけではありませんが、女子生徒が進学を諦めなくてよいくらいの比率には持っていきたいということなのでしょうね。

ということで今回は以上です。

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